大富豪は大貧民とも呼ばれ、地方ルールが多いことで非常に有名なゲームです。しかし地方ルールが 多いことで、プレイ前のルールの取り決めが煩雑なものとなるため、出身が異なる者同士でプレイするのに障害も多かったのが現実。しかし、一度ルールが統一されれば、まさに老若男女がプレイできるゲームなのです。
シンプルで奥が深い大富豪は将棋と比べて運の要素が強く、麻雀と比べてギャンブルのイメージが薄いのも特色です。これはつまり簡単なルールを覚えれば日本人だけでなく、世界の人が楽しめるということにほかなりません。
インドの貧民窟から知能だけで大金を掴みとるチャンスを得ていく「スラムドッグ・ミリオネア」という映画をご存知の方は多いと思います。
私たち主催者の夢は大富豪世界大会を日本が世界に誇る大都市東京で開催すること。その場で世界中から集まった凄腕の老若男女が腕を競うのを見ることです。スマホやタブレットで簡単に遊べるソーシャルゲームは世界的に大流行していますが、バーチャルなゲームでは決して生まれないような「ドラマ」がそこには誕生するはずだと信じています。
インドの貧しい子供やコンゴの難民の女性が東京大学の大学院生と対決して勝つかも知れない、ロシアのお婆さんやエスキモーのおじさんがFBIのエリートに打ち勝つかも知れない。そんな構図を考えるだけでワクワクします。
大富豪はトランプと、階級を示すコイン、スコアを書き留める棒切れや鉛筆があれば誰でもどこでもプレイできます。ユーザーの対象層は日本だけでも8000万人以上いるかも知れませんし、世界だと数十億規模かも知れません。少子高齢化に悩む日本にとっては、家族をつなぎとめる鎹(かすがい)になるかも知れませんし、老人にとってはボケ防止、子供にとっては脳力開発と、さまざまな副次効果もあるかも知れません。
私たちはこれまでネックであった統一ルールを普及させることで、野球やサッカーという国民的スポーツと同じように、世界の人々が同じ土俵で腕を競う場をプロデュースしていきたいと考えています。