日本大富豪連盟公式ルールブック(草案)

■ 本文(第1章〜第17章) は、対面およびオンラインを問わず 競技会・大会に適用するルール として用いる。
■ 付録 は、オンライン対戦システム上の補足、または開発・検証用の参考であり、大会の公式条文そのものではない。付録は本文と区別して扱う。

第1章 本ルールブックについて

第1条 目的

本ルールブックは、日本大富豪連盟が採用する大富豪競技ルールを整理し、対戦参加者、運営者、観戦者、および関連サービス利用者が、同一の基準でルールを理解できるようにすることを目的とする。

第2条 適用範囲

本ルールブックは、日本大富豪連盟の競技、イベント、大会、ならびに本ルールを採用する対戦に適用する。

第3条 解釈の優先順位

ルール解釈に疑義が生じた場合は、以下の順に優先する。

  1. 本ルールブック本文(第1章〜第17章)
  2. 本ルールブック内の補足、例外、裁定例
  3. 公式FAQ
  4. 大会運営または公式裁定

第4条 本文と付録の区別

本文 は上記の解釈優先順位の対象となる。付録 は参考資料であり、本文と矛盾する場合は 本文が優先 する。大会が付録の一部を採用する場合は、大会規程で明示 する。

第2章 使用カードと基本順位

第5条 使用カード

使用するカードは以下のとおりとする。

  • 通常札52枚
  • ジョーカー2枚

合計54枚を使用する。

第6条 スート

スートは以下の4種とする。

  • スペード
  • ハート
  • ダイヤ
  • クラブ

第7条 通常時の強さ

通常時のカードの強さは、以下の順とする。

3 < 4 < 5 < 6 < 7 < 8 < 9 < 10 < J < Q < K < A < 2 < ジョーカー
(略字の意味:J=Jack(ランク11)、Q=Queen(12)、K=King(13)、A=Ace(1)、2=ツー(2)。ジョーカーは JK と書く。詳細は第2章「表記の注意」参照)

第8条 革命時の強さ

革命時は通常時の数字の強弱が反転し、数字の強さは以下の順とする。

2 < A < K < Q < J < 10 < 9 < 8 < 7 < 6 < 5 < 4 < 3
J・Q・K・A の略字の意味は第7条の注記および第2章「表記の注意」に同じ)

なお、本ルールでは ジョーカーは革命時であっても最強のカード として扱う。したがって、革命時においてもジョーカーは3より上位である。

第9条 スートの強弱

同一ランクの勝敗をスートで比較することはない。スートは主として、縛りおよび階段成立条件に関係する。

表記の注意(ランク略字と JK)

トランプの ランク をアルファベット1字で書く場合、本ルールブックでは次のとおりとする(括弧内は一般的な ランク番号 の対応。強さの順序は第7条・第8条のとおり)。

略字読みランク番号(参考)
AAce(エース)1
JJack(ジャック)11
QQueen(クイーン)12
KKing(キング)13
210数字札その数字

略記 JKジョーカー(Joker) を指し、上表のいずれのランクでもない。J(Jack)と JK(ジョーカー)を混同しないこと。

第3章 プレイ人数とゲーム進行

第10条 基本人数

本ルールブックでは、4人対戦 を基本とする。

第11条 準公式ルールとしての人数対応

4人以外の人数で行う場合は、以下を 準公式ルール として扱う。

3人対戦の場合

  • 1位:富豪
  • 2位:平民
  • 3位:貧民
  • カード交換は 1枚交換 とする

5人対戦の場合

  • 1位:大富豪
  • 2位:富豪
  • 3位:平民
  • 4位:貧民
  • 5位:大貧民

第12条 ゲームの目的

各プレイヤーは、自分の手札を他のプレイヤーより早くすべて出し切ることを目指す。

第13条 手番

プレイヤーは自分の手番で、次のいずれかを行う。

  • 有効なカードを場に出す
  • パスをする(ただし次項のとおり、場が空のときは選べない

場が空のときの制限(パス禁止)

場にカードが1枚もないとき(新しいトリックの 親・スターター の手番)は、パスをしてはならない。必ずルール上 有効な組み合わせを1つ以上 場に出す。

第14条 パス

場にカードがあるとき に限り、プレイヤーはパスを選ぶことができる。

一度パスしたプレイヤーは、その場が流れるまで再びカードを出すことはできない

第15条 場流し

以下のいずれかに該当した場合、場は流れる。

  • 直近に場にカードを出したプレイヤー(以下「リード」)以外の、まだ手札を持つアクティブなプレイヤーが 全員パスした場合。このとき その時点で 場は流れる。リード本人がパスする必要はなく、リード以外が全員パスすれば足りる(だから「全員が何周もパスして詰む」ことはない)。
  • 8切りが成立した場合
  • その他、本ルールが明示的に流しを定める場合(第15条の2参照)

第15条の2 その他の場流れ(追加ルール)

大会または運営が採用する場合、次のような プレイの効果 によっても、パスを待たずに場が流れることがある。

  • 同一ランク6枚 の有効な出し(同一ランク4枚+ジョーカー2枚、または同一ランク5枚+ジョーカー1枚など、6枚で同一ランクを構成するもの)
  • ジョーカー2枚のみ の出し
  • 通常時 に限り、A・2・JK 1枚 からなる3枚の階段(いわゆる最強階段。強い順の並びの例:JK–2–A
  • 革命時 に限り、3・4・JK 1枚 からなる3枚の階段(革命下での最強階段。強い順の並びの例:JK–3–4

上記はいずれも、8切りと同様に縛りは新たに発生しない(場が流れるため)。

第16条 流し後の先手

場が流れた後は、直前に有効なカードを出したプレイヤー が次の先手となる。

第4章 場に出せる組み合わせ

第17条 単体

同一ランクのカード1枚を出すことができる。

第18条 ペア

同一ランク2枚の組み合わせを出すことができる。

第19条 3枚組

同一ランク3枚の組み合わせを出すことができる。

第20条 4枚組以上

同一ランク4枚以上の組み合わせを出すことができる。4枚以上の同ランク出しは、革命成立条件となる。

第21条 階段

同一スートの連続する3枚以上の組み合わせを 階段 とする。

例:

  • 3-4-5(同一スート)
  • 9-10-J-Q(同一スート。J・Q は第2章「表記の注意」のランク略字。JK とは別)

第22条 ジョーカーを含む組み合わせ

ジョーカーは、所定の条件のもとで、単体、ペア・3枚組・4枚組以上の代用、ならびに階段の中間または端の補完として使用できる。

第5章 カードを出す条件

第23条 枚数・構成の一致

場に出されたカードに対しては、同じ枚数かつ同じ構成 のカードで対抗しなければならない。

  • 単体には単体
  • ペアにはペア
  • 3枚組には3枚組
  • 階段には階段
  • 同一ランク 5枚組 が場にある場合は 5枚 の同一ランク(ジョーカー代用を含む)で対抗する
  • 6枚組(同一ランク4枚+ジョーカー2枚、または5枚+ジョーカー1枚など、6枚で同一ランクを構成するもの)もルール上は出し得るが、54枚構成では 各ランクについて「より強い同ランク6枚」で上回ることはデッキ上不可能(そのランクで使える実カードは4枚+ジョーカー2枚まで)。したがって 6枚組が出されたあとに同じ構成で返す手は、実戦では存在し得ない

第24条 ジョーカー同士の重ね

場に ジョーカーのみ が出ている場合、対抗として ジョーカーだけ を重ねることはできない。ただし スペードの3 による単体返し(第8章)はこの限りでない。

第25条 強さの比較

対抗して出すカードは、場に出ているカードより 強い ものでなければならない。ただし、革命時は強さの判定が反転する。

第26条 同値禁止

本ルールでは、同じ数字・同じ構成では出せない

例:

  • 5のペアに対して、5のペアは出せない
  • 同じ長さ・同じ数値帯の階段も出せない

第27条 ジョーカー使用時の構成維持

ジョーカーを含む場合でも、構成は必ず維持 しなければならない。ジョーカーを理由に、単体にペアを重ねたり、ペアに階段を重ねたりすることはできない。

第6章 ジョーカー

第28条 ジョーカー単体

ジョーカーは単体で出すことができ、通常は最も強い単体カードとして扱う。

第29条 組み合わせでの代用

ジョーカーは、同ランクの不足分を補うカードとして使用できる。

例:

  • 6 + JK = 6のペア相当(JKはジョーカー)
  • 9 + 9 + JK = 9の3枚組相当

第30条 階段での使用

ジョーカーは階段の途中または端に挿入することができる。

例:

  • 3, JK, 5 → 3-4-5
  • JK, 4, 5 → 3-4-5 または 4-5-6

第31条 複数ジョーカー入り階段

複数ジョーカーを含む階段も認める。この場合、出したプレイヤーが、ルール上成立する連続数列として解釈できる形 でその値を定める。

第32条 ジョーカーの強さ

本ルールでは、ジョーカーは通常時において 2より強い カードである。革命時においても最強であることは変わらない。

第7章 階段

第33条 階段の成立

階段は、同一スートで連続する3枚以上 の組み合わせで成立する。

第34条 階段への対抗

場に階段が出ている場合、対抗する側も 同じ枚数の階段 を出さなければならない。

第35条 ジョーカーを含む階段

ジョーカーを含む階段も、階段として有効に扱う。ただし、その場合でも連続性が成立しなければならない。

第36条 階段中の特殊札

階段中に8やジョーカーが含まれていても、個別の特殊効果が常に発動するわけではない。特に8切りについては、第9章の定めに従う。

第8章 スペ3

第37条 スペ3返し

スペードの3 は、ジョーカー単体 に対してのみ特別に出すことができる。

第38条 効果

スペ3返しが成立した場合、ジョーカー単体に対する優位を持ち、その場の優劣関係を覆す特別な処理として扱う。

第39条 通常カードとしてのスペ3

スペードの3は、特別な場合を除き、通常の3としても出すことができる。

第40条 適用範囲

スペ3返しは、ジョーカー単体出しに対してのみ有効 である。ジョーカーを含むペア、階段、その他の組み合わせに対しては適用しない。

第41条 上がりとの関係

本ルールでは、スペードの3を最後に出して上がることは認めない。詳細は第12章に従う。

第9章 8切り

第42条 8切りの成立条件

8切りは、階段以外 の有効な出しのうち、ランク8の実カードを1枚以上含む もので成立する。

  • ペア は常に 同一ランク2枚 である(第18条)。したがって「8とジョーカー」のように 数字の異なる2枚のペア という解釈はできない。ジョーカーは不足分の8を代用した 8のペア として扱う(第29条)。
  • 単体・ペア・3枚組・4枚組 に加え、同一ランク5枚組・6枚組(ジョーカー代用を含む)でも、上記のとおり8の実カードを含み、かつ階段でなければ8切りが成立する。
  • 階段 に8が含まれていても、8切りは 成立しない(場は即時に流れない)。

第43条 階段中の8

8を含む階段では8切りは発動しない。

例:

  • 6-7-8 の階段を出しても、その場は即時には流れない

第44条 効果

8切りが成立した場合、場は即時に流れる。次の先手は、8切りを成立させたプレイヤーとする。

第45条 上がりとの関係

8切りが成立する出し方(第42条)で手札を出し切った場合は、反則上がりの対象となる。したがって、8切り成立と上がり成立が重なる場合は、反則上がり規定を優先する。

補足(階段)

8を含む階段 での上がりは8切りが成立しないため、本条の「8切りによる反則上がり」には該当しない。

補足(8のペアとジョーカー)

8のペア(片方がジョーカーでもう1枚の8を代用している場合を含む)で上がるときは、8切りは成立するが、ジョーカーを含む最終手 は第58条により別途反則となる。

第10章 革命

第46条 革命の成立条件

同一ランク4枚以上を出した場合、革命が成立する。

第47条 ジョーカーを含む革命

ジョーカーを含めて同一ランク4枚以上の構成が成立する場合も、革命成立を認める。

例:

  • 7, 7, 7, JK
  • Q, Q, JK, JK

第48条 革命の効果

革命中は、数字の強弱が反転する。ただし、ジョーカーの最強扱いは維持される。

第49条 革命の継続

革命状態は、そのゲーム中継続する。

第50条 再革命

革命中に再度革命が成立した場合、強弱は再び反転し、通常時の順序に戻る。

第51条 スペ3との関係

スペ3返しはジョーカー単体に対する特殊処理であり、革命状態そのものを当然に解除するものではない。

第11章 縛り

第52条 縛りの成立

同一スートによる連続した有効出しが行われた場合、縛りが成立する。

第53条 効果

縛り成立中は、同じスートを満たす出し方 でなければ場に出すことができない。

第54条 階段における縛り

階段についても、同様にスート条件が維持される。

第55条 ジョーカーと縛り

縛り中であっても、ジョーカー+縛りスートの組み合わせ は出すことができる。ただし、縛りスート以外のカードを混在させることはできない。

例:

  • ハート縛り中に「ジョーカー+ハート」は可
  • ハート縛り中に「ジョーカー+クラブ」は不可

補足(新規の縛りの発生)

ジョーカーのみからスートが定まらない手では、原則として 新たに縛りを発生させない。既に縛りがある場合は、非ジョーカーが縛りスートに含まれる出しであれば 縛りを維持 し得る。

第56条 縛りの解除

場が流れた時点で縛りは解除される。

第12章 反則上がり

第57条 反則上がりの概念

特定のカードまたは条件で最後の手札を出し切ることは認められない。これを 反則上がり という。

第58条 反則上がりとなるカード

本ルールでは、次のような 最終手 で上がることはできない。

  • 2(ただし革命時は 2 は弱側となるため、反則対象外。代わりに 3 を最終手に含むと反則)
  • 8第42条 にいう 8切りが成立する出し で上がった場合。階段に8が含まれる出し は8切り不成立のため、本条の「8」による反則には含めない)
  • ジョーカーを1枚でも含む手(単体・ペア・階段を問わず)
  • スペードの3を1枚だけ 出して上がること(単体スペ3上がり)

補足(スペ3を含む複数枚)

スペ3を含む ペア・階段など複数枚の手 での上がりは、単体スペ3上がり の禁止に該当しない限り、本条の単体禁止のみでは反則にならない場合がある(革命時の「3を含む手」に関する制限は別途従う)。

第59条 革命時の扱い

革命時は強さが反転するが、本ルールでは、革命時に3が最強側となるため、スペ3上がりも引き続き禁止する。

第60条 反則上がり時の順位処理

反則上がりをしたプレイヤーの上がりは無効とし、順位は以下のとおり完全固定する。

  • 最初に反則上がりをした者は、無効のうえ 最下位 とする
  • 二番目に反則上がりをした者は、貧民 とする
  • その次に都落ちした者は、都落ちの規定に従って処理する

第61条 誰にも出せるカードがない場合

場が空のとき(親の手番)

第13条のとおり、場が空のときはパス禁止 である。親は 必ず 合法な出しを行う。したがって「場が空なのに誰も出せない」状況は、正しく配札・手番が進んでいれば起こらない(手札が残っているなら、単体でも何かしら出せるはずである)。

場にカードがあるとき

合法な 出し がない、または出したくない場合は パス できる(第13条・第14条)。リード以外 が全員パスしたときの場流れは 第15条・第16条 に従う。縛り・強い場・返せない型などの区別は 結果としてはいずれも場が流れるだけ であるから、本条でさらに立て分ける必要はない。

「パスが続いて場が流れる」以外の帰結が出る場合(あれば)

合法手がない/出したくない という状況そのものの帰結は、上記のとおり 第15条の流れ に尽きる。それ以外の結果を生むのは、例えば次のような 別のルール である(本条の「出せない手番」の特別扱いではない)。

  • 8切り・スペ3返し・第15条の2の各種 … ある プレイの効果 として、パスを経ずに 場が流れる(第8〜10章・第15条)。
  • 手札を出し切る … 上がり(順位・ゲーム進行、第13章など)。
  • 反則上がり・都落ち … 順位・ゲーム進行上の別処理(本章・都落ち規定)。

本条の趣旨(自動流しを書く条がある場合)

大会細則で「パス禁止の変則」や「誤状態の救済」として 審判の裁定で場を流す 等を定める余地を残す条文として、標準4人大富豪の通常進行ではほぼ参照しない

第13章 順位

第62条 4人対戦の順位名称

  • 1位:大富豪
  • 2位:富豪
  • 3位:貧民
  • 4位:大貧民

第63条 順位決定

有効に手札をなくした順に順位を決定する。ただし、反則上がりは有効な上がりとして数えない。

第14章 カード交換

第64条 交換対象

各ゲーム終了後、順位に応じてカード交換を行う。

第65条 交換枚数

  • 大富豪 ↔ 大貧民:2枚
  • 富豪 ↔ 貧民:1枚

第66条 下位者が渡すカード

下位者は、自身の手札のうち 最も強い札 から順に渡さなければならない。優先順位は以下のとおりとする。

ジョーカー > 2 > A

  • スートの選択は自由とする
  • ジョーカー2枚は同格として扱う
  • ジョーカーを1枚だけ渡す場合は、どちらを渡してもよい

第67条 上位者が返すカード

上位者は、規定枚数のカードを下位者へ返す。返すカードの選択は任意 とする(大会運営が弱い札の返却などを細則で定める場合はそれに従う)。

第15章 途中参加・観戦

第68条 途中参加

進行中ゲームへの途中参加者は、そのゲームでは観戦者として扱い、次ゲームから参加する。

第69条 観戦時の情報

観戦者にどこまで情報を開示するかは、大会規程または運営が定める。

第16章 裁定例

第70条 5のペアに対してジョーカー入りペアは出せるか

状況
場に 5-5 のペアが出ている。

結論
6 + JK のように、6のペア相当を構成できるなら出せる。

理由
ジョーカーは同ランク不足分の代用として使え、構成を維持したまま、より強いペアを形成できるため。

第71条 8を含む階段で8切りは発動するか

状況
6-7-8 の階段を出した。

結論
発動しない。

理由
本ルールでは、8切りは階段以外の8出しで成立し、階段中の8では成立しないため。

第72条 8のペア(片方がジョーカー)で8切りは発動するか

状況
8のペア を出した。内訳は 実カードの8が1枚とジョーカー1枚(ジョーカーがもう1枚の8を代用している。ペアは同一ランク2枚である)。

結論
発動する(階段ではなく、ランク8の実カードを含むため)。

理由
第42条どおり。場は流れる。なおその手で上がる場合は ジョーカーを含む最終手 として第58条の反則も検討される。

第73条 ハート縛り中にジョーカーは使えるか

状況
ハート縛りが成立している。

結論
ジョーカーとハートの組み合わせは認められる。

理由
ただし、ハート以外のスートを混在させることはできない。

第74条 ジョーカー単体に対してスペ3は出せるか

状況
場にジョーカー単体が出ている。

結論
スペードの3を特別に出すことができる。

理由
スペ3返しはジョーカー単体に対してのみ成立する特殊ルールだからである。

第75条 ジョーカーを最後に出して上がれるか

結論
上がれない。反則上がりとなる。

第76条 革命時にスペ3で上がれるか

結論
スペードの3を1枚だけ 出して上がる形では、上がれない。反則上がりとなる。

理由
単体スペ3上がりは第58条で禁止される。革命時はさらに「3を含む手」に関する制限により、その他の3を含む最終手も反則になりうる。

補足
スペ3を含む 複数枚 の最終手は、単体スペ3禁止に該当しなければ、第58条の単体禁止のみでは反則にならない場合がある。

第17章 用語集

第77条 場

現在対戦中に有効なカードが出されている領域を指す。

第78条 流し

場のカードを終了させ、次の新しい出し始めに移ることを指す。

第79条 革命

カードの強弱が反転する状態を指す。

第80条 縛り

使用できるスートに制限がかかる状態を指す。

第81条 階段

同一スートの連続する3枚以上の組み合わせを指す。

第82条 反則上がり

特定のカードまたは条件で上がることが禁止されるルールを指す。

付録一 オンライン対戦・システム上の補足

本付録は 対面競技の条文には含めない 運用上の事項である。大会がオンラインを併用する場合は、規程で取り扱いを定める。

付録一の1 再接続・端末

同一プレイヤーが通信切断後に再接続する場合、同一参加者として復帰させること、および複数端末からの接続の優先順位は、大会またはプラットフォームの運用規程 に従う。

付録一の2 観戦画面の情報表示

オンラインでは、観戦者に手札・順位・進行状況をどの程度表示するかを システムが設定 しうる。対面競技における観戦の可否・範囲は大会が定める。

付録一の3 参考実装における取り扱い

以下は 特定のソフトウェア実装 に関するメモであり、競技会の公式ルール文ではない。

  • 4人 Mode1 を主として実装している。3人・5人の準公式(第11条)はコード上は別扱いの場合がある。
  • 第61条 の「例外の自動流し」は、標準のオンライン実装では採用していないことがある(親のパス禁止・第15条のパス周回に委ねる)。
  • 縛り の厳密な判定手順をコードで実装する場合、付録二を参照。

付録二 開発者向け(コード対応・検証用)

本付録は 競技会の運営・参加者向けの条文ではない。実装照合・自動テスト・Cursor 等の開発用途に限り参照する。

付録二の1 実装インデックス

観点主なコード
カード強さ・革命値getCardValue, getRevolutionValuelib/admin-demo.ts
構成解析・8切りフラグanalyzePlayedCards
合法手・スペ3返し・ジョーカー重ね禁止canPlayCards
縛り発生・維持shouldSetSuitLock, normalizeSuitLockForField
場流し条件(Mode1)isFieldClearsFromEffects, getNewFieldAfterPlaylib/table-engine.ts
反則上がり(4人)checkIllegalFinish
順位確定・都落ちcomputeMode1Rankingslib/table-engine.ts
カード交換lib/card-exchange.ts
合法手列挙(CPU/UI)getAllLegalActionslib/admin-demo.ts

— 以上、本文(第1章〜第17章)および付録 —